果物と生野菜は絶対に大切
2007.11.01 |Category …イキイキ酵素の部屋
酵素を保持している食物を食べることが体内酵素を温存するために、大変重要です。
酵素の入っている食物を1日2回以上は摂りたいものです。
酵素たっぷりの食物は、果物、生野菜、つけもの、サシミ、生魚、生肉、おろしたものなど。
つまり、48度C以上の加熱してないものです。
生肉は酵素が多く含まれますが、たんぱく質や資質の消化の際に多くの酵素を消化してしまいますので効果が上がりません。
体内の潜在酵素は、色々な条件で酷使されています。
なかでも最大の潜在酵素の酷使は、酵素の入っていない食物の摂取です。
それは、加熱した(火を使った)食物の摂取です。酵素は48度Cで死んでしまうからです。
逆に言えば、酵素の入っている食物を採る方法は何かといえば、「生食」しかありません。
たとえば、果物、生野菜、つけもの、サシミ、生肉などです。こういった生のものには、酵素がたっぷり含まれています。
その効果は抜群で、病気の予防となり、寿命が延びます。
酵素のたっぷり入った食物を食べるということは、体内の潜在酵素の温存につながり、
病気の予防となり、寿命を長くさせるのです。
「生食」の中で最も重要なものは、やはり果物であり生野菜です。
これを摂取しただけで病気の予防になるといっても過言ではありません。
果物や生野菜を食べると酵素がたっぷり摂れるのです。
酵素を体外から摂取することは、体の内部酵素の節約になり、それが病気の予防となり さらには寿命を延ばすことになるのです。
これを見つけたのが、エドワード・ハウエル博士でした。
名医の名を欲しいままにした医者が1900年代前半にアメリカにいました。
ヘンリー・リンドラーという医師でした。彼は、リンドラーサナトリュウムという診療所を作り、そこに病人を収容して食物で治療しました。
評判を知った、エドワード・ハウエル博士は6年間、リンドラーサナトリュウムに勤めました。そこで見たのは、驚くべき食事法でした。
それは、朝に果物、昼と夜は生野菜という、まさに生づけだったからです。
そして、この食生活で信じられない程、病人が治っていくのを目の当たりにしました。
そこで思ったのは、生には火を通したものにはない、何かがあるのでは、ということでした
そこで見つけたものが「酵素」だったのです。
彼は、これを契機に酵素栄養学を50年にわたって調べまくったのです。
1920年代、生の良さ、すごさを裏付ける実験が行われました。
フランスのフランシス・ポテンジャー博士による猫の実験でした。
彼は、猫を900匹も飼い、エサの加熱の有無によって、A群とB群の二つに分けて実験を行いました。そして10年間観察したのですが、この結果は極端なものでした。
A群の猫は極めて健康だったのですが、B群の猫は非常に病弱となり、人間でいう生活習慣病に満ち溢れたのです。
ガンをはじめ、糖尿病、高血圧、歯周病、甲状腺疾患、その他といった病気に満ちたのです。
さらに、三代目になったら不妊症になり、子供を生めなくなったのです。
B群の猫のエサはすべて火を通したもので、B群の猫たちの糞尿をとって畑にまいたら、あまりの毒性の強さで、畑の野菜も周りの雑草までも枯れてしまったといいます。
この酵素栄養学を知った1996年から注目して、周りの人たちの食生活を追跡してきました。
鶴見クリニックには2000年度に約200人の患者さんが来られました。
驚いたことにというか、予想したとおりというか、 ガン患者さん達はまったくといっていいほど何年もの間、生野菜を取らなかったか、摂っていてもほんの少しだったと告白したのです。
生を摂らなくなった裏には、学者や栄養士の間違った指導があったといえるからです。
その指導とは、「生は冷えるから火を通せ」であり、「生はカサが大きいので、ゆでたり煮たりすればカサが小さくなり、たくさん摂れる」というものです。
このような教えは、昭和40年代頃から始まったようですが、いまだに続いている間違った教えの代表です。
生の良さをまるで知らない人たちが、頭で考えた屁理屈といえるのでした。
これを信じた人は本当に気の毒といって仕方ありません。
その結果がガンになったとしたら、本当に笑っていられません。
生の良さ ( 果物、生野菜 ) は、酵素だけではありません。ビタミン、ミネラルを含有し、豊富な水分、並びに少量ながら、消化しやすいタンパク質、脂肪といった人間の身体に必要な栄養素に満ちているのです。
なお、果物の果糖は、糖尿病にならない糖です。
フルクトキナーゼ酵素が働き、すばやく代謝されるため、 インスリンは動員されないのです。
脳は、糖質だけがエネルギー源であり、活動開始の際に必要となります。
朝は良い糖質とミネラル・ビタミン・水分が要求される時間帯です。かつ、消化が良くなくてはいけません。
そんな時にピッタリな、搾りたての果物と生野菜のジュース 。
繊維が多いのに消化がよく、ミネラル・ビタミン・良質の水分・ 抗酸化物質の多い果物と生野菜の搾りたてジュースは最高の朝食です。
果物と生野菜は、健康に必要不可欠な食物なのです。
ファイトケミカル
2007.10.31 |Category …イキイキ酵素の部屋
ファイトケミカルとは『植物由来の抗酸化栄養素』
七つの栄養素(タンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラル、繊維質、水)に入らない栄養 素として注目を集めているのは酵素だけではありません。
ファイトケミカルといわれる新しい概念の栄養素も現代人の食生活にはかかせません。
ファイトケミカルは、植物に存在する色素や香りの成分で何千種類もあります。
植物にある色素は太陽の紫外線で植物が火傷をしないよう光線を吸収し、無害なものに変え植物を守っているのです。
それを人間が摂取しても抗酸化力を発揮するのです。
活性酸素(体内で正規の役割を果たさなかった酸素)の害から守る ⇒ 老化防止やガン予防になる。
フリーラジカル=不対電子の状態のため反応性が高い。 いろいろな物質から電子を奪って安定しようとする。
反応を引き起こす=酸化 体をサビつかせたり、組織や細胞に障害を与える
<活性酸素や他のフリーラジカルがいろんな病気の原因になる>
脳卒中、糖尿病、心筋梗塞、あらゆるガン、高血圧、肝炎、胃潰瘍、狭心症、アルツハイマー等
※活性酸素の障害を防ぐために抗酸化物質が必要です。
抗酸化ぶっしつとは、体内で起きる酸化現象を抑えたり、消去してくれる物質のことです。
抗酸化物質は、体の中でも作られますが、酵素と同じ外から摂ることも効果があります。
何を食べれば「ファイトケミカル」は摂れるの?
●活性酸素の害をストップさせ、病気予防、若返り、体質改善につながる
抗酸化栄養素あるいは、食品はどんなものがあるの?
Ⅰ.動物から摂る栄養素‥魚や肉の中に含まれたビタミンEは優れた抗酸化作用を持っている
Ⅱ.植物由来の抗酸化物質‥多くの種類があり、食生活の改善にははるかに有益です
(野菜とファイトケミカルとその効能)
●ファイトケミカルは体内に吸収後、機能に応じて特定臓器に分類される。
ほとんど果実と野菜に存在しています。
Ⅰ.カロチノイド系(600種類以上)※
Ⅱ.フラボノイド系(4000種類以上)
Ⅲ. ファイトエストロゲン系
Ⅳ.刺激臭成分系
~ あらゆる病気予防につながります ~
※カロチノイドとは ‥‥ カロチノイドは自然界に最も広く分布している色素群の1つで、ロシアの植物学者ツウェットがこの色素群の代表のカロチンから取って命名された、共役二重結合が重複した長鎖状ポリエン構造をもつ化学物質です。
●ファイトケミカルの色による分類
オレンジ色 ・ 赤~黄色 ・ 緑色 の3つに分かれます。
■オレンジ
人参・マンゴ・オレンジ・モモ・パパイア・プルーン・あんず
■赤~黄色
トマト・かぼちゃ・グァバ・パパイア・スイカ・さつまいも・バナナ
人参・レモン・グレープフルーツ・パイナップル
■緑
ブルーベリー・ぶどう・メロン
ケール・インゲン豆・芽キャベツ・ブロッコリー・ほうれん草
●炭化水素カロチノイドを大きく二つに分けると‥‥
「カロチン」(酸素なし)
―αーカロチン、βーカロチン、リコピン
「キサントフィル」(酸素あり)
―ルテイン、クリプトキサンチン、ゼアキサニチンに分けられる
どの野菜にどのファイトケミカルが含まれているの?
そしてその効能とは?
ファイトケミカルの要は‥ 果物と野菜と
お茶(日本茶)です。
その他に紅茶、豆類、イモ類、ゴマなどには
ビタミン、ミネラルも同様に含まれています。
~効能~
抗酸化作用によりガンを始めとする
ありとあらゆる病気の予防になります
■リコピン ‥ カロチノイド系 /完熟トマトに極めて豊富に含まれる
⇒抗酸化力は最強
※ トマトには、リコピンの他、カロチン、ビタミンA、C、E、カリウム、カルシウム、
マグネシュウム、鉄、その他アミノ酸も多くふくまれています。
~効能~
胃がん、前立腺ガンや肝臓ガン、卵巣がんなどの予防
■ポリフェノール ‥ 果物、お茶(日本茶)、紅茶、他にはソバ、野菜
(特に玉ネギ、ブロッコリー)、果物(リンゴ)、カカオ豆(ココア他)
~効能~
降圧作用、動脈硬化改善作用、抗コレステロール作用(悪玉コレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化を予防、脳血管障害を防ぐ)抗菌、抗カビ、抗ウィルス作用
■ルテインとゼアキサンチン ‥ ほうれん草、コラード(西洋カブ)、ケール(キャベツの一種) などに多く含まれる (カロチノイド系の白眉)
ルテイン‥網膜全体に分布 ゼキサンチン‥網膜の黄斑に分布
~効能~
白内障と網膜変性症の予防、またルテインは特に子宮頸ガン、乳ガンにも効果
■アントシアニン ‥ 目の栄養素 / ブルーベリーが有名、さつま芋、ブドウ、ビート、
チェリー、赤玉ネギ、イチゴ、赤ワインなどに多く含まれる
~効能~
目の疲労回復や近視予防に優れた効果がある。
目の網膜にあるロドプシンという色 素の再合成を促進する。
●ロドブシン / 光を感知すると、脳に信号を送る視覚中枢との連絡物質。
※ また、ブルーベリーはガンにも予防効果がある。
その他目の栄養素として ‥ ビタミンAの前駆物質β-カロチンも大切な栄養素です。
視覚機能 を保つうえで欠かせません。
■リグナン ‥ ゴマに多く含まれる ※ ゴマにはトリプトファン、メチオニンといったアミノ酸が多い。
⇒ ストレス解消に役立つカルシウム、鉄といったミネラルも多い。
リグナンは十数種類知られておりますが、代表はセサミン、セサモリン、セサミノール、セサモールなどがあります。
● セサミン /肝臓で強く働き、肝臓内の活性酸素を除去します。 また、LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やす作用もあり、高脂血症改善効果、動脈硬化改善効果も認められています。
ゴマのリグナンのセサモリンは、ごま油の製造過程でより強い抗酸化作用をもつ
セサモールとセサミノールに変化し、それが酸化をいつまでも防ぐのです。
■β-カロチン ‥ 体内で一部がビタミンAに変わる /野菜(特にニンジン、かぼちゃ)
ファイトケミカルで早くから研究され、有名になったのはβ-カロチンでした。
β-カロチンはビタミンの前駆物質プロビタミンAとして、様々な眼疾患に効果があるという
ばかりでなくもっと広い範囲に有効な抗酸化物質ということがわかってきました。
~効能~
・抗ガン作用 ・免疫力強化 ・心臓病予防 ・脳血管疾患予防・白内障予防 ・網膜変性防止 ・光線過敏防止作用
またガンを治す機序として、粘膜によい作用(粘膜修復=上皮組織の分化作用)をすることと、免疫賦活作用、再分化作用(ガン化した細胞が正常細胞に戻ること)などが指摘されています。
■イソフラボン類 ‥ ファイトエストロゲン系 /大豆または大豆製品に多く含まれる ※ 大豆には抗酸化ビタミンのA、C、Eのほかカルシウム、マグネシウム、カリウム、 リンといったミネラルが豊富で、蛋白質(アミノ酸)も多く、
さらに細胞の抗酸化物質としてレシチン(リン脂質)があります。
その他、サポニンというファイトケミカルも存在し、
過酸化脂質の生成を抑える働きが強く、
血中コレステロールや中性脂肪を減らす働きと、
代謝を促進する働きも認められています。
ダイエットの基礎知識
2007.10.28 |Category …イキイキ酵素の部屋
●太りやすい体質
遺伝は、考えられません。家族が同じような体質になるのは食生活の類似でしょう。
白色脂肪細胞 ( 余分なエネルギーを蓄え身体を太らせる細胞 ) は、生まれる一ヶ月前・生後一年未満・思春期にしか増えません。一度増えた細胞は減りません。
ですから、果物と生野菜は絶対に大切
子供の食生活を管理して太りにくい体質にしてあげる事が大切です。
朝食に搾りたての果物と生野菜のジュースを飲む習慣をつけましょう
●怖い中性脂肪
中性脂肪が増えすぎると、内蔵に付きやがて、血中に流れ出てどろどろになり、
疲れやすくなったり、動脈硬化や生活習慣病をひき起こしたりします。
●蓄えられた脂肪の燃焼
基礎代謝 : 消費エネルギーの60%をしめる生命維持・体温調節・呼吸などの基本的なもので、
代謝酵素とビタミン・ミネラルを必要とする。
筋肉量が多くなると消費量も多くなる。
活動エネルギー : 消費エネルギーの30%をしめる。
日常生活での運動で、有酸素運動(エアロビクス)により、消費する。
通常、食後2~3時間後の空腹時に20分以上の有酸素運動により効率よく消費する。 体脂肪が燃え始める時に欠かせないのが、脂肪分解酵素リパーゼです。
リパーゼを活性化し、効率よく体脂肪を分解し分解された体脂肪が効率よく燃やされるようになるには、アミノ酸(アルギニン・リジン・プロリン・アラニン)・ビタミンB2・B6を補給することも必要です
食事誘導性熱生産 : 消費エネルギーの10%をしめる。食べ物を吸収する時に消費される。
酵素不足こそ肥満の主な原因 です。
●三大栄養素
炭水化物 (米・パン・麺・イモ)
体内に入るとすべてグルコース(ブドウ糖)に分解されて、血流に乗って運ばれてエネルギーになる 余ったグルコースは、グリコーゲンとなって肝臓に蓄積されます。
グルコースが全て消費されて血糖値が下がると、必要に応じて蓄積されていたものが、エネルギ ー源となる。
必要量を超えると脂肪と結びつき中性脂肪となって皮下・肝臓の脂肪組織に蓄えられ体脂肪とな ります。
タンパク質 (肉・魚・豆・乳製品)
体内でアミノ酸に分解されて血中に入ると必要に応じて筋肉・骨・ホルモンなどの材料となる。
全てのエネルギーが使われたあとに消費される。
脂質 (肉・油・乳製品)
血中でコレステロールや中性脂肪の形に置き換わり体脂肪となって身体に蓄積されます。
グルコースは、グルコーゲンが使われた後にエネルギーとして使われます。
●エネルギー消費の順序
グルコース > グリコーゲン > 脂肪酸 > アミノ酸 > 体脂肪 > 筋肉
●リバウンド
2週間以上、栄養不足が続くと障害のおそれがあり、免疫力が低下し、ホメオースタシス ( 生命維
持本能 ) が働き、消費エネルギーを抑え、少しの栄養でも脂肪を蓄える機能が働く。
したがって、食事を以前のように戻しただけで、以前より太ることになる。
一度脂肪を多く含んだ細胞は、一度風船を膨らませた状態みたいに、再び膨らみやすくなってい
て、ダイエットを何度も繰り返すと、その度により難しくなる。
●低インシュリンダイエット
基礎代謝を下げずに痩せるため、リバウンドの心配が少ない。
食事をすると、血糖値が上がり、 膵臓からインシュリンが出て結びつき肝臓・筋肉に蓄えられる
余った分が脂肪細胞に運び込ま れ体脂肪になる。→ 太る。
一方、インシュリンの分泌が低くなった時に出るグルカゴンが体脂肪を分解する。→ 痩せる。
インシュリンの低い食べ物を選んで、食事の量を減らさずにダイエットできる。
脂肪太り : カロリーの取りすぎ・運動不足
筋肉太り : 急激な運動停止による、消費エネルギーの低下
水太り : 糖分・塩分の取りすぎによる代謝低下。
何より食物酵素・ビタミン・ミネラル・アミノ酸が必要
中年太り : 筋肉低下により内臓保護にため脂肪がつく。運動不足。
●なにより酵素不足こそ肥満の主な原因です
酵素不足の解消には?
果物と生野菜は絶対に大切
決して栄養不足にならないように、朝の搾りたて果物・生野菜ジュースの習慣は効果的です。