あなたの寿命は、体内にある『潜在酵素』の量で決まる
2007.11.25 |Category …イキイキ酵素の部屋
●からだの中の酵素
■潜在酵素
・消化酵素 (食べ物を消化する酵素)
・代謝酵素 (体をつくり病気を治し、歩いたり考えたりする全ての生命活動に使う酵素)
身体の中で、酵素以上に重要なものはないほど酵素は大切な働きをしているのです。
呼吸にしろ、足の上げ下げにしろ、心臓の拍動にせよ、生命活動はすべて酵素反応によって営まれています。
エドワード・ハウエル博士が酵素栄養学を研究する前は、酵素はタンパク質でできているので、タンパク質を食べればいくらでもつくられるというのが定説でした。
それが、ハウエル博士の研究によって、「一生につくられる潜在酵素の量は限定されている」ということが判明しました。
それが、それぞれの人の持っている一定量の「潜在酵素」といわれるものです。
ハウエル博士の研究によれば、いくらタンパク質をたくさんとり入れても、潜在酵素の量が決まっているので、そこからつくりだされる消化酵素の量や、代謝酵素の量もおのずから決まっています。
これは、遺伝子に組み込まれた情報として、一人一人の酵素生産能力が違い、その量が限られているということなのです。
そして、もっと驚くべきことには、消化酵素も代謝酵素も同じ潜在酵素からつくられるので 「消化酵素」 として潜在酵素を使ってしまうと、その分「代謝酵素」に回される量が少なくなるので、病気が治りにくくなるというのです。
●果物と生野菜の効用
消化酵素は食べ物を分解して人が利用しやすくしますが、その材料を使って身体を組み立てたり、悪い部分を修理したりするのは、「代謝酵素」の働きなのです。
ですから、自然治癒力といわれるものの正体は、一つには代謝酵素の働きでもあり、消化酵素に潜在酵素を使ってしまうことは、自然治癒力をそれだけ弱めてしまうことにもなるのです。
酵素の量は年を重ねるごとに減っていくことは、医学的な調査の結果からも明らかになりました。
一生につくられる酵素の量に限りがあり、毎日、消化酵素と代謝酵素で使われれば、どんどん減る一方です。
さらに、現在我々の周りの環境は、昔とはくらべものにならないほど実に多くの酵素を破壊する物質(農薬や添加物などの化学薬品)が増えています。
寿命は、酵素の生産能力と、その使い方で決まります。
酵素を無駄ずかいすれば、本来の寿命が120歳であっても、その前に酵素を使い果たして病気になった時に死が訪れます。
言い換えれば、「酵素のむだずかいは命を削っているのと同じ」ということです。
酵素のむだずかいは、分泌する臓器のオーバーワークを起こし、その臓器あるいは、その人にとって遺伝的に弱い臓器に病気を引き起こすことになるのです。
現に、ガンなどの病気になってしまった組織の周りには、特別な酵素がたくさん集まっていることが、死後の病理解剖などでわかっています。
病気の時は、いかに代謝酵素を十分働かせるかにかかっています。
代謝酵素に回せるように潜在酵素をプールしておかなければなりません。
くれぐれも消化酵素だけに使ってしまわないよう、潜在酵素を大切にしましょう。
●酵素不足かどうかわかるサイン
潜在酵素からつくられる2種類の酵素のうち、代謝酵素は身体をつくり、身体を動かし、病気を治し、老化を防ぐために使われる酵素ですから、簡単に節約することができません。
節約するなら消化酵素のほうです。
●酵素不足を解消にするには?
身体の中には消化酵素と代謝酵素を合わせた形の潜在酵素があるのですが、身体の外にはもう一つ「外部酵素」という酵素が存在しています。
何かを食べる時には自分の身体の中の消化酵素を使う以外にないと考えがちですが、自分の身体でつくっている消化酵素を使わなくても消化することができる方法があるのです。
それが、外部酵素あるいは「食物酵素」と呼ばれるものを利用することです。
どんな食物であれ、自然のものにはその食物を分解するための酵素がもともと備わっています。
この酵素のおかげで、動物であれ植物であれ、生物はすべて死ぬと土に帰ることができます。
ところが、この外部酵素は生きた酵素であるため破壊されやすく、47~48℃ほどで、死んでしまいます。 ですから、加熱調理をすれば、酵素が死んだ食品を食べていることになります。
このため、熱をかけて調理した物ばかり食べていると、身体はより多くの消化酵素を生産させられるようになります
昔はまだ加熱や加工の程度も最低限にとどまっていましたが、しだいに加工食品の占めるウエートが高くなり、今では、レトルト食品、缶詰、インスタント食品、電子レンジによる調理と、酵素のむだずかいをさらに進める食品が増えております。
身体が消化酵素を過度に生産させられるようになると、体の潜在酵素は浪費され、しだいに消化酵素の生産もとどこうるようになってしまいます。
しかも、消化酵素の不足は血液が汚れる要因であり、悪循環の元凶をつくってしまう側面も持っています。
一方、自然界には消化酵素をむだずかいしない動物がいます。それは野生の動物です。
野生の動物は生の物しか食べず、すべて消化酵素の入っているものしか食べないために、潜在酵素を温存し、身体を治す代謝酵素として必要な分を使えるので、病気になりにくいのです。果物・生野菜は絶対に大切
酵素のむだずかいが意味することを、本能で知っているからに違いありません。
人も動物も、酵素がなければ生きて行けません。
食べ物の消化・吸収や排泄、エネルギーの産出、細胞の新陳代謝、神経やホルモン情報の伝達など、いずれもの働きも複雑な化学反応によって進んでいきます。
しかも、これらの化学反応が、意識しないうちに、ごく自然に、スピーディに体内で行われていくのは、酵素のおかげなのです。
人の身体の中には、3000種類以上の酵素があるとされています。
しかも、その一つ一つがそれぞれ決まった働きをしています。
そして、酵素の働きをスムーズに進める補酵素の作用をすることが、
ビタミンやミネラルの大切な働きの一つなのです。
ビタミンやミネラルの大切さや、今の食事にそれらが不足しがちなことは、よく知られており、多くの方が補給を心がけています。
しかし、補酵素という位置ずけから考えても、ビタミンやミネラルだけでなく 酵素を含めてバランス良くとることこそとても大切なのです。